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ELVESACT沖浜です。

先日お客様から切れ毛に関するご相談を受けました。

切れ毛は単なる「乾燥」ではなく、
髪の内部構造(タンパク質・水分・脂質)が崩壊した結果として起こります。

つまり、表面のケアだけでは防げない“構造的ダメージ”です。

ここでは美容師目線で、切れ毛の原因を分解して解説していきます。

■ 切れ毛の主な原因

① ケミカルダメージ(最大の原因)

カラーや縮毛矯正で使用される薬剤は、髪の主成分であるケラチンタンパク質に直接ダメージを与えます。

特に影響が大きいのが

・アルカリ剤
・過酸化水素

これにより

・タンパク質の結合が切れる
・キューティクルが開きっぱなしになる
・内部成分が流出する

結果として、髪の中がスカスカになり、途中から切れやすくなります。

② 熱ダメージ(アイロン・コテ)

毎日のアイロン習慣も切れ毛の大きな原因です。

高温を繰り返し当てることで

・水分が急激に蒸発
・タンパク質が変性(ゆで卵のように硬くなる)
・キューティクルが剥がれる

特に注意したいのが「オイルをつけてからのアイロン」。

オイルの種類によっては熱で劣化し、逆にダメージを加速させてしまいます。

③ 物理ダメージ(摩擦・引っ張り)

日常生活の中にも切れ毛の原因は多く潜んでいます。

・濡れたまま寝る
・タオルでゴシゴシ拭く
・強いブラッシング
・絡まりを無理に引っ張る

濡れている髪は非常に弱く、ゴムのように伸びて戻らず、そのまま切れてしまいます。

④ 紫外線ダメージ

紫外線は髪の表面と内部の両方に影響します。

・キューティクルの破壊
・メラニンの分解
・活性酸素の発生

これにより表面が荒れ、引っかかりが増えて切れ毛につながります。

⑤ 間違ったホームケア

日々のケアが合っていないと、ダメージは確実に蓄積します。

・洗浄力の強すぎるシャンプー
・トリートメント不足
・ドライ不足

これによって

・必要な脂質まで失われる
・内部補修ができない
・水分バランスが崩れる

結果として髪が脆くなります。

⑥ 結ぶ・引っ張ることによる牽引ダメージ(見落とされがちな原因)

意外と多いのが「結ぶことによるダメージ」です。

・きつく結ぶ習慣
・毎日同じ位置で結ぶ
・濡れた状態で結ぶ
・細いゴムで強く縛る

これらはすべて、髪に“持続的なテンション(引っ張り)”を与えます。

その結果

・特定の部分に負荷が集中
・キューティクルが削れる
・繊維が耐えきれず途中で切れる

特に、結び目の位置に短い毛(切れ毛)が多い方はこのケースが非常に多いです。

さらに悪化すると「牽引性脱毛」にもつながるため注意が必要です。

■ 切れ毛が起きるメカニズム

髪は

「タンパク質(芯)+水分+脂質」

で構成されています。

これが

  1. ケミカルで壊れる
  2. 熱で変性する
  3. 摩擦・牽引で削れる

このダメージが重なることで

→ 髪の強度が低下
→ 外部刺激に耐えられなくなる
→ プツっと途中で切れる

という流れになります。

■ 美容師的な結論

切れ毛は単一の原因ではなく

「ダメージの掛け算」で起きます。

・薬剤ダメージ
・熱ダメージ
・日常ダメージ(摩擦・紫外線・牽引)

これらをいかに“重ねないか”が重要です。

■ 今日からできる予防方法

・アイロン温度は140〜160℃に抑える
・濡れたまま放置しない
・結ぶ位置を毎日変える
・きつく結ばない(シュシュなどを使う)
・熱対応のトリートメントを使う
・洗浄力の強すぎるシャンプーを避ける

切れ毛は「ケア不足」ではなく「構造の破壊」です。
だからこそ、正しい知識で“壊さない習慣”を作ることが一番の対策になります。

次のブログではもう少し踏み込んで切れ毛について解説していきます。

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